サッカーアナライズ ~育成世代のためのサッカー動作分析~

鍼灸師・整体師でもある私Allyがサッカーをしている子供たちの身体の使い方によるケガの撲滅及び飛躍的な技術の向上、運動能力向上を解剖学・運動学観点より分析し、発信していきます。

サッカー 子供の身体を守ろう

部活とクラブチーム。

これの良し悪しを議論してしまうと、着地点がわからなくなってしまいます。

どちらにも良い部分があり、悪い?部分があります。

 

ただ、身体を痛めてくる子供たちを見ていると、今だに時代遅れな指導の犠牲者だと思う事があります。

 

僕が小・中学生の頃は、まだ軍隊のような練習が普通に行われていました。

水は飲むな!体力が無くなる!

とまあ同世代の方なら何度も耳にしたことのあるセリフですが、今だと大問題ですよね。。

小学校時代も、そこそこ強いチームにいたのですが、8-0で勝ったとしても声が出ていない!と終わってから罰走&ビンタ。

 

そこまでは無いにしても、今でも、罰走やケガで見学していてもずっとボール拾い&立ってないといけないなどがあるようです。

特にこういった事は部活で行われていると耳にします。

 

ずっと立たされてたら、治るもんも治らんっちゅーねん!

とまあ、心の中で叫んでるわけですが。

 

話は変わって、僕は小学校6年生の時にお父さんの転勤に伴い、ドイツへ行った友人を訪ねてサッカーチームの数人と一緒にドイツへ行った事があります。

その時に、友人が入っていたドイツのサッカーチームの練習に参加させてもらったのですが、ものすごいカルチャーショックを受けたことを覚えています。

 

当時日本はJリーグも無い時代。

スパルタ教育全盛期。

ドイツではキレイな芝生のグラウンド、そして優しいコーチ。

PKの練習中にはみんな芝生の上で腹ばいになってキャッキャと楽しそうにしていました。。

 

あとで友人の父に聞いたのですが、ドイツではジュニア期に身体を壊すようなトレーニングはせずに、まずはサッカーを楽しめるようにと考えて練習を組むそうです。

 

おかげで5VS5の試合をしましたが、日本代表?の圧勝でした。

これがユース期ぐらいになると逆転するのです。

 

ジュニアからしっかり確立されたメソッドがあり、今の日本のクラブチームに近いでしょうか。

 

そのおかげで欧州では成長痛と言われるものはほぼないそうです。

これには姿勢も関係しますが、そもそもがジュニア期に追い込む練習はしないという事です。

 

僕は部活の雰囲気もすごく好きです。

上下関係がしっかりしていて、日本で会社員として生きていくなら、部活での協調性・社会性というのは間違いなく役立ちます。

 

しかし、それはそれです。

 

怪我をしている人間をずっと立たせるなんてのはナンセンスです。

育成期の指導者の方には、教育とサッカーの指導をしっかり区別して指導をお願いしたいです。

 

あくまで個人的な意見を述べさせて頂いていますが、子供の身体を活かすも殺すも指導者次第なのです。