サッカーアナライズ ~育成世代のためのサッカー動作分析~

鍼灸師・整体師でもある私Allyがサッカーをしている子供たちの身体の使い方によるケガの撲滅及び飛躍的な技術の向上、運動能力向上を解剖学・運動学観点より分析し、発信していきます。

サッカー 古武術からのギフト

こんにちは。

Allyです。

 

サッカーをしていて、走り方、蹴り方、ステップ、ボールタッチなどなど、何かしっくりこないねんなぁー。

って思った事はありませんか?

 

僕は自分で言うのは何ですが、身体は筋肉質でパワーはありそうなのに、キックにイマイチパワーが乗らないなぁ。

と常々感じていました。

 

キックの練習もかなり行いましたが、答えにたどり着けずに悶々としていた事を覚えています。

 

そんな僕でも、シュートを打ち終わった際に、跳ね上がるような感覚が出た時には体重の乗ったシュートが打てていました。

 

今で言うと、クリスチャーノ・ロナウドなんかがシュートを打った後に跳ね上がっていますね。

 

なんと、、、あのシュートの打ち方のヒントは古武術の「二軸動作」にあったんです!

 

まぁ古武術だけでなく、日本舞踊や能楽や歌舞伎なんかも二軸動作ですね。 

 

膝から下を素早く振り抜いて、身体を屈曲させる力を利用してボールの中心を振り抜く。

クリスチャーノ・ロナウドの蹴り方を簡単に説明するとこんな感じでしょうか?

 

でも肝心のパワーの乗せ方がわかりませんよね。

 

細い体の人が、強烈なシュートをしていて、

なんんでやねん?!

って思ったことはありませんか?

 

そう、秘密は二軸動作による体重移動です。

 

現代の人の歩き方・走り方は、背骨を軸にする中心軸(一軸)動作ですね。

腕を振って、身体を捻じりながら歩きます。

 

二軸とは、左右の股関節に交互に軸を作って歩く・走る動作です。

右足(後ろ足)で地面を蹴った際に、右上半身を前へ出します。

次に左足(後ろ足)で地面を蹴った際に、左上半身を前へ出します。

 

この歩き方だと捻じれが出ません。

いわゆるナンバ歩きですね。

 

コレをサッカーのシュートに応用すると、右足のインステップで蹴る際に、重心を軸足から蹴り足へ移動させることで体重の乗ったシュートを打てることができて、蹴った後も前へ飛びあがるようなフォロースルーになります。

これができれば低学年の子供でも力強いキックができます。

教えなくても出来ている子供はいますが。。

 

数年前に高校のバスケット部で古武術の動きを取り入れて弱小高校を強豪高校と渡り合えるまで鍛え上げたと話題になりました。

その頃から古武術の動きをスポーツへ取り入れるようになっていきましたが、サッカーも例外ではありません。

 

二軸、ナンバ走り、膝・股関節抜き、、、

 

僕は3歳から小6まで空手もやっていましたが、よく考えたら二軸動作も多いんですよね。

その頃は全く意識はしていませんが。。

 

実際、みなさん古武術の動きをを取り入れる事で、動きの質が格段に上がっているようです。

レーニングも益々近代化・IT化されているような時代に逆行するようですが、どこにヒントがあるかわかりませんね。

人間の可能性は無限大と感じられずにはいられません。

 

〇 まとめ

古武術の動きを取り入れる事で、運動能力は向上する。

・シュートは二軸動作で体重の乗ったボールが蹴れる。