サッカーアナライズ ~育成世代のためのサッカー動作分析~

鍼灸師・整体師でもある私Allyがサッカーをしている子供たちの身体の使い方によるケガの撲滅及び飛躍的な技術の向上、運動能力向上を解剖学・運動学観点より分析し、発信していきます。

サッカー 判断力を上げる!

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サッカーにおける判断力って教えるの難しいですよね。

常に顔を上げて周りを見ろ!

いち早くスペースを見つけて、パスを出せ!

そこはパスじゃなくてドリブルだろ〜!

よく聞くフレーズです。

 

プロのサッカー選手で判断力が優れていると言われているのはイニエスタ選手でしょうか?

彼は常に周りを見て、誰よりも早く周りの状況を判断できます。

確かに目線は下がらず、ほぼボールを見ていません。

これを、ボールを見るな!顔を上げろ!と言ってもできませんよね。

 

では何故イニエスタは出来るのでしょうか?

それは姿勢と思い通りに動く身体を持っているからです。

 

まずは姿勢。

日本人は根本的に猫背が多いです。

いわゆる骨盤が後傾しています。

サッカーのプレー中、骨盤が後傾している子供が多いです。

猫背で頭を上げるのはしんどいです。

骨盤を立てる事で、自然と目線も上がり、周りもよく見えてきます。

 

イニエスタはこの姿勢のおかげで、自然とルックアップが可能になっています。

 

次に自在に動く身体。

サッカーは1秒で周りの状況が変化するスポーツです。

せっかくルックアップで周りを見れても、いち早くパスなのか、ドリブルなのかを判断して実行し、または右に行くつもりでもキャンセルして左に行かなくてはいけません。

瞬時の判断を実行できる自在に動く身体がないとこれは成立しないのです。

 

イニエスタの咄嗟のダブルタッチやターンはまさに自在に動く身体を持っているからです。

 

という訳で、判断力とは判断力に伴うだけの身体がないと成り立たないのです。

 

この身体を手に入れた上で、試合などで咄嗟の判断を繰り返す事で判断力は養われます。

 

いくら強力な武器を持っていても、それを操れる身体が無いとダメな訳です。

 

ジュニア期に姿勢と自在に動く身体を手に入れて、判断力を養い、上の世代で急激な進化が出来るようになりましょう!