サッカーアナライズ ~育成世代のためのサッカー動作分析~

鍼灸師・整体師でもある私Allyがサッカーをしている子供たちの身体の使い方によるケガの撲滅及び飛躍的な技術の向上、運動能力向上を解剖学・運動学観点より分析し、発信していきます。

サッカー 全ては骨盤の使い方にあり!!

サッカーという競技において、重要なファクターである、走る・蹴る。

この走る・蹴るがスムーズに出来るためには骨盤の動きは、非常に大事になってきます。

まずは「蹴る」から。 

 

これは骨盤を立てれる事が大前提になってきます。

もしまだ読まれていない方がいらしたら、下記を参照してみて下さいね。

soccer-analyze10.hatenablog.jp

 

速く走る、素早く切り返す、強いキックを蹴るなどを骨盤主導で行う事で、可能にします。

筋力ももちろん必要ですが、筋力が全てではないのです。

 

僕のアイコンにも使っていますが、骨盤というのは、真ん中に仙骨という骨があり、その左右に寛骨という骨があり、仙腸関節で繋がっています。(恥骨結合もありますが、そこは置いておきます)

簡単に言うと、3つの骨で構成されています。

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この中でも、左右の寛骨をイメージ出来るかが重要になってきます。

 

インステップキック(シュート)を例に上げると、よく言われているのが、足を後ろに振り上げ、膝下を素早く振り抜いてボールにインパクトするでしょうか?

あとはニ軸動作で軸足の膝を抜いて、重心を蹴り足に移す…なんてのもありますが、

まずは骨盤を意識して貰いたいです。

 

股関節の場所を触ってみて下さい。

恐らく、みなさん鼠径部(足の付け根)を触られる方が多いのではないでしょうか?

ここを支点にしてキックしている子供がほとんどです。

 

しかしキック力が強いイメージのクリスチャーノロナウドなんかは胸あたりに支点を作っています。


クリスティアーノ・ロナウド スロー

 

 鼠蹊部から下を足と捉えて振るより、胸から下を足と考えて振るのとではどちらが威力のあるシュートが蹴られるでしょうか?

 

もちろん後者です!

 

クリスチャーノロナウドのような右足でのシュートを再現するためには、まず骨盤(右の寛骨)を後ろに引く事ができなくてはいけません。

寛骨を真っすぐ後ろに引くイメージで足を後ろに上げ(テイクバック)そのまま真っすぐ骨盤を前に動かしながら足を振り下ろし、インパクトの瞬間に身体を畳む感じです。

これが上手くいくと、二軸動作になり、重心が蹴り足へ移動し、前へ飛び上がるような感じが出ます。

 

あくまでも骨盤から下、もしくは胸から下が自分の足なんだというイメージを持つ事と、骨盤を前後に動かすことができるようにならなくてはいけません。

 

下部の動画のような練習が感覚をつかみやすいかと思います。


冬のうちに骨盤調整エクササイズ!お尻歩き

 

 イメージできるだけで、強いキックが蹴れる感じが出ることも多いです!

まずはやってみましょう!!