サッカーアナライズ ~育成世代のためのサッカー動作分析~

鍼灸師・整体師でもある私Allyがサッカーをしている子供たちの身体の使い方によるケガの撲滅及び飛躍的な技術の向上、運動能力向上を解剖学・運動学観点より分析し、発信していきます。

サッカー 骨盤を立てるメリット2

こんにちは。

Allyです。

 

僕はちょっと自慢ですが、小学校、中学校と学年で一番足が速かったんです。

しかしながら高校に入った時に、一つ上の先輩に化物みたいに速い先輩がいました。

 

そこでも僕はあの2人に勝とうとせずに、すげぇなぁ。で終わっていました。

この辺が一流と二流の差なんでしょうね。

 

一流ならなんとか勝とうと分析してたでしょう。

 

 

さて、若干19歳で一躍スターダムへと登りつめたフランス代表のエムバペ。

彼の最大の特徴はあの驚異的な足の速さです。

なんやらウサイン・ボルトより速いのでは?とまで言われています。

 

彼の速さの理由を分析すると、やはり骨盤が立っています。

スタート時からずっと立っています。

僕もそうでしたが、速く走ろうとすると身体を「くの字」に曲げてしまう人が多いです。

でも彼は全く曲げていません。

 

陸上界では当たり前のようですが、その方が地面を蹴った時のパワーを余すことなく身体の推進力に使えるのです。

 

さらにエムバペは高速に足を回転させ、より大きなスライドで進んでいきます。

 

そりゃ速いですよね。

 

エムバペとまでは無理だとしても、「くの字」で走っている人が、骨盤を立てて、脚をしっかり上げる意識で走れば必ず今より速く走れます。

 

腕の使い方は陸上選手とは違うので、より脱力に意識を向ける必要がありますが。

 

どうしても速く走ろうと考えると力のベクトルを前へ向けてしまいがちです。

ベクトルは地面へ向けて、そこから反発するエネルギーを足の回転に持っていくイメージです。

 

6歳の息子にこれを完全に理解させるのは難しいので、一応一通り伝えた上で、今はまず脚を高く上げるように指導するとスムーズに加速します。

 

しかし、小学生の自分にこんな事を教えてくれる人がいたらなぁ。としみじみ感じます。

 

息子はサッカーを続けるかわかりませんが、このブログの読者さんと同じように、自分が分析し、考えた事は伝えたいと思います。

 

本日のまとめ

○骨盤を立てて、足の回転を意識して走ることで、くの字に曲げて走るより速く走れる!

 

次回は脱力のススメです。