サッカーアナライズ ~育成世代のためのサッカー動作分析~

鍼灸師・整体師でもある私Allyがサッカーをしている子供たちの身体の使い方によるケガの撲滅及び飛躍的な技術の向上、運動能力向上を解剖学・運動学観点より分析し、発信していきます。

サッカー 子供の走り方

速く走りたい、走らせたい。

サッカーをやっていようが、いまいが、みんな一度は思った事があるのではないでしょうか?

 

僕は幸い?にも天然で足が速かったので、あまり努力はしませんでした。

小学校、中学校共に学年で一番速かったのです。

しかしながら高校では一番にはなれませんでした。

今、高校時代に戻れるなら、一番になれる自信があります。

というのも、サッカーの指導において、今も昔も走るというのは呼吸と一緒で勝手にできるものであって、走り方の指導というものはほぼされていないのです。

 

サッカーにおいては足が速いという事はかなりのアドバンテージになります。

フランス代表のエムベパや日本でいうとFC東京の永井選手を見ればわかりますよね。

 

さて、僕が診てきた子供たち。

およそ成長痛を発症する子供は80%ぐらいの確立で走り方が悪いです。

だから怪我をします。

 

サッカーは陸上競技ではないので、ずっと走ってはいません。

しかしプロになると、一試合で10キロ以上走ったりします。

もっと走り方にアプローチすべきなのです。

 

悪い走り方ですが、サッカーというのはボールが足元にあることが多いため、目線が下がり、前屈みになります。

猫背になり骨盤が後傾する訳です。

猫背のまま、一生懸命速く走ろうとするので、頭が前に出ます。

すると、地面からの反発力が後ろに抜けてしまい、十分な推進力が得られません。

 

サッカーにおいてはまた少し違うのですが、良い走り方というのは、顎を引き、骨盤を前傾させ、足は上げる意識よりも、上げた足を地面へ向けて真っ直ぐ(体の真下へ)踏み込むのです。

空き缶を真上から踏みつぶすような感じです。

そして脇を締めて、肘を曲げ、しっかり振る。

一本の棒が身体の中を通っているようなイメージです。

すると地面からの反発力を余す事なく、推進力へ返還できます。

 

まずは頭を前に突っ込まないように気をつける事から始めましょう。

 

体力の消費も走る速さも変わってくるはずです。