サッカーアナライズ ~育成世代のためのサッカー動作分析~

鍼灸師・整体師でもある私Allyがサッカーをしている子供たちの身体の使い方によるケガの撲滅及び飛躍的な技術の向上、運動能力向上を解剖学・運動学観点より分析し、発信していきます。

サッカー 運動神経とは?(コーディネーション能力)

運動神経とは?

本来の運動神経とは身体(筋肉など)を動かすための神経であり、一般的に使われる『運動神経が良い』というのは本来の意味合いとは相違があります。

 

一般的に使われている『運動神経が良い人』は運動が良くできる・スポーツが上手な人という意味ですよね。

ややこしくなるので、ここでも上記のように定義して話を進めてまいります。

 

よく子供の運動神経を良くしたいといった相談を受けますが、そもそも運動神経が良いとは何なんでしょう??

おそらくは、サッカーが上手い・野球が上手いなど、総合的に運動が良くできる事を言う気がしますね。

ただ単に力が強い・足が速いだけでは運動神経が良いとは言いませんね。

 

運動神経というのを別の言葉にしてみると、【コーディネーション能力】となるでしょうか。

足が速い、力が強いなどは運動能力に分類されるでしょう。

 

コーディネーション能力には

1.リズム能力 タイミングを上手につかむ能力

2.バランス能力 崩れた姿勢を素早く戻す能力

3.変換能力 素早く動作を切り替える能力

4.反応能力 合図に素早く反応し、適切に対応する能力

5.連結能力 身体全体をスムーズに動かす能力

6.定位能力 動いているものと自分の位置関係を把握する能力

7.識別能力 道具などをスムーズに操作する能力

 

などなど小難しく列挙しましたが、そりゃこれが出来れば運動神経の良い子供になるわな。って感じですよね。

 

色々と鍛え方がネットにも溢れていますが、子供にこんなものを一個一個トレーニングで鍛えようとしても身につくわけがない!

 

そもそも外で遊ばない、運動しないから運動神経が良くならないんです。

 

同世代の方は同意頂けるかもしれませんが、僕は田舎育ちなので、幼少の頃は一人でも近くの小さな山をダッシュしながら駆け上がったり(今でいうトレイルランニング?)、サッカー以外にも放課後は野球をしたりバスケをしたりしていました。

もちろん公園で鬼ごっこのような事を日が暮れるまでやっていました。

 

そうなんです。

 

コーディネーション能力とはまさに外での【遊び】に集約されています。

 

僕も6歳と2歳の息子を育てているので、環境的に【遊び】が難しいことは百も承知ですが、僕は長男にはサッカーをメインに休みの日にはキャッチボールもするし、バッティングもするし、鬼ごっこもするしで色んなことを一緒に楽しんでいます。

近くに山があれば言うことなしなのですが。。。

 

生まれつき運動神経が悪いなんてことは無いという話もあります。

やっぱりゴールデンエイジ(準含む)の3歳から小学生の間は外でクタクタになるまで遊ぶ日も必要です。

もちろん塾や習い事も大事ですが、どこかで【遊び】も入れてあげましょう!!

 

【遊び】や他の競技をやる事で、サッカーの能力も上がります。

遊び程度で良いので、色々な競技をやってみる価値はあると思います。

 

〇まとめ

子供の運動神経を良くするには、外で思いっきり【遊ぶ】ことと、メインでやっているスポーツ以外も遊び程度でやってみる!!