サッカーアナライズ ~育成世代のためのサッカー動作分析~

鍼灸師・整体師でもある私Allyがサッカーをしている子供たちの身体の使い方によるケガの撲滅及び飛躍的な技術の向上、運動能力向上を解剖学・運動学観点より分析し、発信していきます。

サッカー 骨盤を立てる!!

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こんにちはAllyです。

 

クラブワールドカップで間もなく鹿島アントラーズレアルマドリードが対戦しますね。

レアルの来日メンバーも発表されましたが、ベイルもベンゼマも来るみたいですね。

スーパースターばかりですが、やはり注目はモドリッチですね。

僕はいつも、参考にする選手を見る時に身体のサイズを見ます。

モドリッチ 172㎝ 66㎏

イニエスタ 171㎝ 68㎏

公表されているサイズですが、小さいですねー。

自分もほぼ同じサイズですが。

 

やはりこのサイズで、世界トップクラスのパフォーマンスを発揮できるわけですから、サッカーの技術はもちろんですが、何か身体の使い方に秘密があるのでは、、、と考えるわけです。

 

この二人も、様々なシーンを切り取ったとしても【骨盤が立って】います。

 

常に骨盤が良い位置にあることで、重心の移動が速く、強く当たられても簡単に倒れない、切り返し時に余分なエネルギーを使わない、爆発的な加速力がでる、キック力が強い、などなど良い事づくしです。

 

そもそも欧米人はもともと骨盤が立っている人が多いです。

電車で座っている欧米人を思い出してください。

膝を広げて、脚に肘をついてスマホをいじっている所を見たことはありませんか?

あの姿勢は骨盤が立っている人にとっては楽な姿勢なのです。

日本人が浅く腰かけてダラっと座っているのとは対照的ですね。

骨盤が後傾していると、日本人的な座り方の方が楽な姿勢になります。

 

大人になってから骨盤を立てるのはなかなかに根気がいります。

自転車と一緒で、幼少期に一度できるようになっておくと、大人になってからの修正も安易に行えます。

なので、筋肉も考え方も柔らかい育成世代での骨盤のコントロールができるようになることが大事なのです。

 

では、どうやってトレーニングするのか?

 

子供に対して、背中を伸ばし過ぎないように、こうやって座るときにお尻を突き出すような感じで…ナントカカントカ…

 

なんて伝えても絶対に継続できません!

 

かといって、コア(体幹)トレーニングも良いのですが、正直自分の息子にやらせると思うと二の足を踏んでしまいます。(体幹トレはやるべきだと思いますが、年代によるります。)

 

そこで、

 

日本古来からの遊びである、

 

【竹馬】or【一本歯下駄】の二択になります!!

 

(一本歯下駄は遊びになるかわかりませんが。。)

 

このどちらかを使って、サッカーの練習前に20分ほど前向き、横向き、後ろ向きなどで歩いたり、軽く走ったりすることで自分の骨盤のニュートラルな位置というものを身体に覚え込ませた上で、サッカーの練習をしてください。

 

乗れない子供は乗れるようになるだけでも身体の使い方に違いが出てきます。

この二つは骨盤が後傾しながらだと乗れません。

これなら頭で考えなくても、トレーニング出来ると思います。

 

しかし「考える」という事は物凄く大切なので、年齢問わず骨盤を立たせるトレーニングだという事はきちんと伝えてる事が必要です。

さらには骨盤を立たせることによるメリットも伝えるべきだと思います。

 

このトレーニングはできるようになっても継続する事が大事です。

継続することで腕の使い方や肩甲骨の使い方(脱力方法)、胸骨の位置まで感じられるようになってきます。

 

※骨盤の前傾・後傾に関しては、諸説ありますが、このブログ内では後傾によって背中が丸くなってしまっている状態を後傾としています。

きつい後傾状態は補正しましょうというお話しです。

 

骨盤からくる姿勢は様々な影響を及ぼします。

下記も参照にして下さいね。

 

soccer-analyze10.hatenablog.jp