サッカーアナライズ ~育成世代のためのサッカー動作分析~

鍼灸師・整体師でもある私Allyがサッカーをしている子供たちの身体の使い方によるケガの撲滅及び飛躍的な技術の向上、運動能力向上を解剖学・運動学観点より分析し、発信していきます。

サッカー ジュニア世代の成長痛とは?!②

こんにちは、Allyです。

 

前回少し触れましたが、「成長痛」についてお話しさせて頂きます。

 

みなさん、自分の子供が病院で成長痛と言われたらどう思いますか?

正直、なんでウチの子が。。と思うと思います。でも、仕方がないから痛みが無くなるのを待つしかないなぁ。と思いますよね。

私も以前はそう思っていました。

 

が、しかし

 

成長痛自体の炎症からくる痛みはさすがにアイシングやシップで抑えますが、動けるようにして、さらにパワーアップさせる事も可能です。

 

サッカーにおける、成長痛の根本的な原因は【身体の使い方】にあります。

 

成長痛と言われるものは、ほぼオーバーユース症候群です。

オーバーユースとはいわゆる使い過ぎですね。

成長痛になる子供は、なっていない子供より身体を酷使している訳です。

でもなぜ同じ練習量なのに違いが出てくるのか?

 

その答えは【骨盤(姿勢)】にあります。

 

最近のサッカー界でも、骨盤を立てるという事は頻繁に言われるようになりました。

プレー中のクリスチャーノ・ロナウドを見ても、確かに姿勢が良いなぁと思いますよね。

まぁ何でもかんでも姿勢良くするとはまた違いますが。

 

最近の子供たちは、ゲームやスマホなどのせい?で、とにかく姿勢が悪い。

成長痛になる子供は、ほぼ100%【骨盤が後傾】していています。

椅子やソファに浅く腰掛けて背もたれに体重をかけるような座り方をしている子供は多いです。

 

簡単に言うと、この骨盤後傾位のせいで、頭からの重みを真っすぐに支える事ができずに、土台である下肢の筋肉を必要以上に酷使してしまい、いわゆる成長痛に繋がると考えます。

昔から言われている、サッカー体型(下肢が発達してO脚になる)の原因の一つはココにもあるのではと考えます。

 

この【骨盤後傾】はサッカーにおいて良い事は一つもありません。

 

アジリティトレーニングや筋力トレーニングをいくらしても、骨盤という土台を正しく使えていないと、せっかくのトレーニングの効果が半減してしまいます。

さらに怪我の元になってしまいますので、育成世代の頃から骨盤を立てるという事をトレーニングに取り入れてほしいと思います。

 

Jリーグの下部組織やトレーナーがついている様なチーム以外でも指導者やご両親がこういった事を理解され、練習に取り入れて下さることで、さらなる日本サッカーの底上げに繋がるのではないかと大それた事を考えております。。

 

次回は骨盤を立てるトレーニングについて話していきたいと思います!