サッカーアナライズ ~育成世代のためのサッカー動作分析~

鍼灸師・整体師でもある私Allyがサッカーをしている子供たちの身体の使い方によるケガの撲滅及び飛躍的な技術の向上、運動能力向上を解剖学・運動学観点より分析し、発信していきます。

サッカー 骨盤を立たせるメリット!

こんにちは。

今日もオスグッドの子供が来ました(>_<)

Allyです。

 

最近はyoutubeがあるので、本当に便利ですね。

しかし、いけないとわかっているけどやめられないスマホ育児。

子供にyoutubeを見させておけば本当におとなしい。

でも脳の発達には良くないんだろうなーって思いながらもついやってしまいます。。

少しでも、役に立つ動画として、全盛期のロナウジーニョの動画を6歳の息子に見せましたが、衝撃を受けた様で、毎日欠かさず見ています。

良いんだか、悪いんだか。。

 

しかしロナウジーニョのスーパープレー動画を見ていると、キレ、パワー、スピード、エンターテイメント性のどれをとっても現役のフットボーラーの誰も敵わないように見えるのは僕だけでしょうか?!

 

僕の中では生涯No1プレーヤーのロニー。

最近は借金で話題になってしまっていましたね。

Jリーグに来れば良いのに。。

まっ、完全に主観です<m(__)m>

みなさんにも、自分の中のNo1プレーヤーはいますよね?

 

そんなロナウジーニョのプレイを切り取ってみても骨盤は立っています。

あの懐の深いエラシコも骨盤が寝ているとあそこまで深くできません。

 

やってもらったらわかりますが、立って、背中を丸めて前傾した状態(骨盤後傾位)で

片方の脚を外に開いてみて下さい。

そして骨盤を立てた状態で開いてみて、比べてください。

 

違いますよね?

骨盤後傾だと開きにくいと思います。

 

骨盤の前・後傾でこれだけ差が出ます。

 

股関節ってみなさんはどの辺にあるイメージでしょうか?

きをつけの姿勢で掌が当たる部分にあるのは大転子という骨で股関節はもう少し身体の内側(中心)でややお尻側にあります。

なので「股関節」の可動域は骨盤の前・後傾にかなり影響をうけます。

 

さらに、直線5Mダッシュだとわかりにくいかもしれませんが、切り返し時のスピードと身体にかかる負担は、背中を丸めて前傾した状態(骨盤後傾位)と、骨盤を立てた状態と比べてると差は明かだと思います。

 

骨盤を中心に頭が前に出て背中が丸まっている状態(骨盤後傾位)だと、切り返すのに

 

①脚で踏ん張って止まる(頭の重みを一度脚で受け止める)→大腿四頭筋が頑張る

②重心を行きたい方向へ移動させる

③1歩目が出る

 

といった感じになりますが、

 

骨盤が立っていると、

 

①が無くなります。

 

なので、切り返しのスピードも感覚も抜群に良くなります。

あとは腕や肩甲骨を柔らかく保っていると、さらに重心を移動させる事が容易になります。

 

 イニエスタが切り返しの時に腕を振ってバタバタ?してますよね。

あんな感じです。

 

今日はこの辺で。

 

サッカーにおいて、骨盤を立てるメリットは

〇股関節の可動域が上がり、より遠くまで脚が伸ばせる!

〇重心の移動が容易になり、切り返しのプレー速度が上がる!

 

さらに次回へ続く

 

 

サッカー 骨盤を立てる!!

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こんにちはAllyです。

 

クラブワールドカップで間もなく鹿島アントラーズレアルマドリードが対戦しますね。

レアルの来日メンバーも発表されましたが、ベイルもベンゼマも来るみたいですね。

スーパースターばかりですが、やはり注目はモドリッチですね。

僕はいつも、参考にする選手を見る時に身体のサイズを見ます。

モドリッチ 172㎝ 66㎏

イニエスタ 171㎝ 68㎏

公表されているサイズですが、小さいですねー。

自分もほぼ同じサイズですが。

 

やはりこのサイズで、世界トップクラスのパフォーマンスを発揮できるわけですから、サッカーの技術はもちろんですが、何か身体の使い方に秘密があるのでは、、、と考えるわけです。

 

この二人も、様々なシーンを切り取ったとしても【骨盤が立って】います。

 

常に骨盤が良い位置にあることで、重心の移動が速く、強く当たられても簡単に倒れない、切り返し時に余分なエネルギーを使わない、爆発的な加速力がでる、キック力が強い、などなど良い事づくしです。

 

そもそも欧米人はもともと骨盤が立っている人が多いです。

電車で座っている欧米人を思い出してください。

膝を広げて、脚に肘をついてスマホをいじっている所を見たことはありませんか?

あの姿勢は骨盤が立っている人にとっては楽な姿勢なのです。

日本人が浅く腰かけてダラっと座っているのとは対照的ですね。

骨盤が後傾していると、日本人的な座り方の方が楽な姿勢になります。

 

大人になってから骨盤を立てるのはなかなかに根気がいります。

自転車と一緒で、幼少期に一度できるようになっておくと、大人になってからの修正も安易に行えます。

なので、筋肉も考え方も柔らかい育成世代での骨盤のコントロールができるようになることが大事なのです。

 

では、どうやってトレーニングするのか?

 

子供に対して、背中を伸ばし過ぎないように、こうやって座るときにお尻を突き出すような感じで…ナントカカントカ…

 

なんて伝えても絶対に継続できません!

 

かといって、コア(体幹)トレーニングも良いのですが、正直自分の息子にやらせると思うと二の足を踏んでしまいます。(体幹トレはやるべきだと思いますが、年代によるります。)

 

そこで、

 

日本古来からの遊びである、

 

【竹馬】or【一本歯下駄】の二択になります!!

 

(一本歯下駄は遊びになるかわかりませんが。。)

 

このどちらかを使って、サッカーの練習前に20分ほど前向き、横向き、後ろ向きなどで歩いたり、軽く走ったりすることで自分の骨盤のニュートラルな位置というものを身体に覚え込ませた上で、サッカーの練習をしてください。

 

乗れない子供は乗れるようになるだけでも身体の使い方に違いが出てきます。

この二つは骨盤が後傾しながらだと乗れません。

これなら頭で考えなくても、トレーニング出来ると思います。

 

しかし「考える」という事は物凄く大切なので、年齢問わず骨盤を立たせるトレーニングだという事はきちんと伝えてる事が必要です。

さらには骨盤を立たせることによるメリットも伝えるべきだと思います。

 

このトレーニングはできるようになっても継続する事が大事です。

継続することで腕の使い方や肩甲骨の使い方(脱力方法)、胸骨の位置まで感じられるようになってきます。

 

※骨盤の前傾・後傾に関しては、諸説ありますが、このブログ内では後傾によって背中が丸くなってしまっている状態を後傾としています。

きつい後傾状態は補正しましょうというお話しです。

 

骨盤からくる姿勢は様々な影響を及ぼします。

下記も参照にして下さいね。

 

soccer-analyze10.hatenablog.jp

 

サッカー ジュニア世代の成長痛とは?!②

こんにちは、Allyです。

 

前回少し触れましたが、「成長痛」についてお話しさせて頂きます。

 

みなさん、自分の子供が病院で成長痛と言われたらどう思いますか?

正直、なんでウチの子が。。と思うと思います。でも、仕方がないから痛みが無くなるのを待つしかないなぁ。と思いますよね。

私も以前はそう思っていました。

 

が、しかし

 

成長痛自体の炎症からくる痛みはさすがにアイシングやシップで抑えますが、動けるようにして、さらにパワーアップさせる事も可能です。

 

サッカーにおける、成長痛の根本的な原因は【身体の使い方】にあります。

 

成長痛と言われるものは、ほぼオーバーユース症候群です。

オーバーユースとはいわゆる使い過ぎですね。

成長痛になる子供は、なっていない子供より身体を酷使している訳です。

でもなぜ同じ練習量なのに違いが出てくるのか?

 

その答えは【骨盤(姿勢)】にあります。

 

最近のサッカー界でも、骨盤を立てるという事は頻繁に言われるようになりました。

プレー中のクリスチャーノ・ロナウドを見ても、確かに姿勢が良いなぁと思いますよね。

まぁ何でもかんでも姿勢良くするとはまた違いますが。

 

最近の子供たちは、ゲームやスマホなどのせい?で、とにかく姿勢が悪い。

成長痛になる子供は、ほぼ100%【骨盤が後傾】していています。

椅子やソファに浅く腰掛けて背もたれに体重をかけるような座り方をしている子供は多いです。

 

簡単に言うと、この骨盤後傾位のせいで、頭からの重みを真っすぐに支える事ができずに、土台である下肢の筋肉を必要以上に酷使してしまい、いわゆる成長痛に繋がると考えます。

昔から言われている、サッカー体型(下肢が発達してO脚になる)の原因の一つはココにもあるのではと考えます。

 

この【骨盤後傾】はサッカーにおいて良い事は一つもありません。

 

アジリティトレーニングや筋力トレーニングをいくらしても、骨盤という土台を正しく使えていないと、せっかくのトレーニングの効果が半減してしまいます。

さらに怪我の元になってしまいますので、育成世代の頃から骨盤を立てるという事をトレーニングに取り入れてほしいと思います。

 

Jリーグの下部組織やトレーナーがついている様なチーム以外でも指導者やご両親がこういった事を理解され、練習に取り入れて下さることで、さらなる日本サッカーの底上げに繋がるのではないかと大それた事を考えております。。

 

次回は骨盤を立てるトレーニングについて話していきたいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

サッカー ジュニア世代の成長痛とは?!

仕事柄、怪我を抱えた多くの子供たちに接する機会があります。

オスグッド、有痛性外脛骨、シーバー病、、、

これらは成長痛と言われ、病院へ行っても成長が止まったら治りますと言われることもしばしば。

 

という私自身も上記の怪我は小学生の時に経験しました!

痛かったことは今でも覚えています。

その頃には何とも思わなかった「成長痛」という響き。。

今、子供達の身体・姿勢・動き方を見ていると、疑問しか出てきません。

 

足の指、足首、膝、股関節、脊柱(背骨)を見ると、「成長痛」と言われている子供たちには共通点があります。

 

しかし成長痛って、、、

確かに成長段階で、骨の形成が未熟な世代だと軟骨に異状がでます。

なので成長痛と言われるのはあながち間違いではないのですが、それは結果であって、過程・原因が大事ですね。

 

今後、自分なりに分析した考えを発信していますね。

 

私も小学校2年生からサッカーを始め、あの頃は今の様に、Jリーグもなけりゃ海外のサッカー情報なんて全くない時代でした。

メキシコW杯のマラドーナの映像を友達の家で見たときの衝撃は今でも覚えていますが。

 

足も速く、まぁまぁ力のあった私は、あまり考える事もせずにソコソコの地域選抜にも選ばれ、レギュラーとして高校まで部活でサッカーを続け、その後も社会人リーグ、フットサルと長きに渡り、楽しくサッカーをやってきました。

そんな私が、鍼灸師となり10年以上経ち、6才の息子もサッカーをするようになった事がきっかけで、改めてサッカーに向き合ってみました。

 

鍼灸師・整体師として解剖学・生理学・運動学の観点でサッカーのプレイを分析してみると、それはもう目からウロコ状態でした。

自分が子供の頃に、こんな事を教えてくれる人がいたらもっとサッカーが楽しく、もっともっと上手くなれていたと思います!

 

世の中のサッカーをやっている子供を持つお父さん、お母さんにぜひとも見てほしいと思います。

もちろん世の中には私より聡明な分析を行っている方は星の数ほどおられます。

 

そんな中でもこのブログに訪れて頂いた方にとって有意義な情報を発信できるようにわかりやすくお伝えしていきます!

よろしくお願いします!

 

Ally